ティンバーランド DVD店で強盗→店近くで車に乗り込み「駅に向かえ」 東京?東葛西
3日午後5時5分ごろ、東京都江戸川区東葛西のDVD販売店「ソフトパラダイス」に男が押し入り、男性店長(39)に刃物を突きつけ「金を出せ」と脅迫し、現金1万円を奪った。男はさらに店の近くで、都内の男性(43)が運転する車の後部座席に乗り込み、「(東京メトロ)葛西駅方面へ向かえ」と脅して約300メートル走行させた後、車を降り逃走した。事件当時、店内に客はおらず、店長や男性にけがはなかった。警視庁葛西署は強盗容疑などで捜査している。 同署によると、男は身長160~170センチの中肉で眼鏡に灰色の帽子、黒いジャンパー姿。店は葛西駅から北東へ約400メートルで、店'や民家が立ち並ぶ地域。大学生らが「先生」に 避難所でも学び続け
味の素スタジアムの会議室で、電気通信大の教授から英文法を教わる仲田さん=東京都調布市で2011年3月31日午後4時半、青島顕撮影 新学期を前に、東日本大震災の被災地から離れて暮らす子どもたちの教育が課題になっている。東京都内などの避難所では、学習ボランティア活動が広がり始めている。これまで落ち着いて勉強する場が無かった子どもたちや保護者からは「学校がいつ再開するか分からない。遅れたくない」と切実な声が上がる。家から教科書を持ち出すこともできなかった子や、受験を控えて不安を隠さない新中学3年生や高校3年生もいる。【青島顕】【被災地のために】義援金の主な受け付け窓口 茨城県つくば市のつくば国際会議場の避難所では、地元学習塾と筑波大生が3月22日から福島県などから来ている小中高生を教えている。当初は20人ほどだったが、参加する子どもたちは徐々に増え、30人を超えた。学習塾「数理進学予備校イーズ」によると、教科書を持ち出せずに来た子がいるほか、高校3年生が「遅れてしまわないか」と悩みを訴えているという。 東京都調布市の味の素スタジアムにある避難所の会議室には、地元の電気通信大などの学生が教える「学習室」が3月28日オープンした。 「英語の副詞はどこに置けばいいんですか」。同31日、福島県いわき市平の県立磐城高3年、仲田亮太さん(17)は電気通信大の教授と学生を相手に真剣な表情で質問していた。 仲田さんは大学で化学を学ぶのが目標だ。福島第1原発から30キロ以上離れているが、同月16日に一家7人でいわき市を出て、茨城県つくば市のホテル、岐阜県可児市の知人宅と次々に移り、同月23日に調布市に来た。 「机が無くて英単語集に目を通すことしかできなかった。ここでは、分からないことを教えてくれる」。受験が気になり、早く家に戻りたいが「原発のことがある」と表情は晴れない。 学習室には連日20人を超す小中高校生が訪れている。勉強は午前9時から昼休みを挟んで午後4時まで。1時間ごとに10分間の休み時間を取らない子や、午後4時を過ぎても机を離れない高校生もいる。学習室は福島県新地町出身で、親類がスタジアムに避難している水戸和幸?同大准教授と、教職課程部会長の佐々木啓子教授が開いた。教科書や参考書は持ち寄って調達したほか、地元の書店から提供を受けた。 佐々木教授は「子どもたちは毎日きちんと学び続けることが大切。学習の機会を保障するのは教育者の義務だ」と話し、今月15日までの避難所開設中、平日は毎日開講する予定だ。 ◇        ◇ 避難先にいるすべての子どもたちに学習支援の手が及んでいるわけではない。 3日午後、東京駅八重洲口の高速バス乗り場の福島県いわき市行きバスの長い列には、子ども連れの親たちが目立った。新6年生の男の子を連れた母親は「避難してきていたが、学校が始まるので戻ります」と話した。 福島県南相馬市から新中学1年生の息子を連れて、東京都足立区の東京武道館に避難している女性(53)は「都営住宅の抽選に外れ、住居が決まらないから都内の学校に入学させられない。塾を探そうと思っています」と話した。 <殺人未遂>知人の男子中学生に火つける 16歳逮捕…愛知